薬物性歯肉肥大(増殖)症

2023/03/10

薬の副作用による歯肉の腫脹を薬物性歯肉肥大(薬物性歯肉増殖)といいます。降圧薬のカルシウム拮抗薬(アムロジン、ニフェジピン、アダラートetc)や抗痙攣薬、抗てんかん薬のフェニトイン(ヒダントール、アレビアチンetc)の副作用でみられる歯肉腫脹が代表的なものです。免疫抑制剤のシクロスポリン(ネオラール、サンディミュンetc)の服用によっても歯肉のむくみが出ることがあります。
若年者ほど、服用量が多いほど重症化するといわれています。

歯がほとんど見えなくなるぐらい腫れる場合もあります。そのような症例では歯肉を電気メス等で切除することもあります。
また担当の主治医と連携して、処方薬の変更をする症例もあります。

付着した歯石や歯垢が多いと悪化しやすいので、定期的に歯科医院で歯石、歯垢を除去してもらうようにしましょう。

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