痛みに対する対処
2025/04/07虫歯菌、歯周病菌が増殖すると炎症を引き起こす。炎症とは、生体に対する刺激や侵襲によって生じる局所的反応の一種である。生体が受けるストレス(侵襲)には第20回コラム記載の原因があげられる。炎症部位には発熱、発赤、腫脹、疼痛、機能障害などを生じる。
歯髄炎(歯の炎症)とは、むし歯の原因菌が産生する毒素や原因となる細菌そのものが歯の内部へ侵入し、歯髄(歯の神経)に到達することで引き起こされる炎症である。治療方法としては、炎症反応を抑えるための消炎鎮痛処置やカリエス除去(虫歯治療)、歯の神経治療(根っこの治療)が挙げられる。
歯肉炎とは、プラーク(歯垢)内の歯周病菌により歯肉(歯茎)が炎症を起こした状態であり、軽度の歯周病(歯槽膿漏)のこと。治療方法としては、プラーク・歯石の除去、消炎鎮痛処置、歯みがき指導などである。
どちらも予防が可能である。1~3か月に一度は検診とクリーニングが大切。
- 通いやすい歯医者
- 親しみやすい歯医者
- 通いたくなる歯医者