~歯が白くなるだけではないホワイトニングのメリット~ 歯質強化、殺菌作用
2023/04/21歯科医院にて行うホワイトニングにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニング、ウォーキングブリーチ法があり、当院ではホームホワイトニングを行っております。
症例によっては失活歯(神経が抜いてある歯)に対するウォーキングブリーチ法が適応できる場合があります。
今回はホワイトニングの仕組みや特徴についてご説明します。
ホワイトニングは専用の薬液に含まれている過酸化尿素や過酸化水素が歯質表層の
ペリクルを取り除き、漂白成分が浸透する(ラジカル反応により有機物の分解が起こる)ことによって効果が出ます。
この保護膜であるペリクルが剥がれた状態というのはフッ化物が吸収されやすいので、フッ化物や非結晶性リン酸カルシウムCCP-ACPなどの塗布の効果が倍増します。これにより歯質の強化が見込めます。
過酸化水素(hydrogen peroxide)や過酸化尿素(carbamide peroxide)は消毒液に用いられるオキシドールと同じ系統の薬液で、2週間ほど継続して用いると口腔内の歯周病菌やむし歯菌を減らす作用があると研究で報告されています。+
ホワイトニングにも適応症があり、無カタラーゼ症の患者様、重度の歯肉炎や歯周炎を有する患者様、ポリオレフィンに対し、アレルギー反応がみられる患者様、小児、妊娠中、授乳期の女性の患者様、知覚過敏やクラック、咬耗、う蝕、くさび状欠損などがある場合は施術できません。
詳しくは担当医まで、お気軽にご相談ください。
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