メタルコアとファイバーコア
2025/12/05神経を取った歯は十分な栄養が送られず、枯木のようにもろくなってしまうというお話は、以前のコラムで少しお話しました。(第33回「歯を痛める2つの力」参照)
そのため、根の消毒(根管治療)が終わったあとは、歯の中に土台を作り、その上に被せものを作ることで残った歯を補強します。
今回は、当院で取り扱っている2つの土台についてご説明します。

メタルコア
保険適用の一般的な素材です。金属で作られているため非常に強度があり、奥歯の噛む力にも十分耐えられます。
ですが、元の歯よりも固い素材のため、強い力が加わると歯の根に大きな負荷がかかってしまい、最悪の場合歯の根が割れてしまうこともあります。
また、金属アレルギーの方には不向きというデメリットもあります。
ファイバーコア
グラスファイバーという繊維の束でできた白い土台です。柔軟性があり、強い力が加わった際にしなって力を分散させてくれるので、歯にかかる負担を軽減してくれます。釣り竿の糸を思い浮かべてもらえると、わかりやすいかと思います。
また、金属アレルギーの方も安心して使える素材となっています。
デメリットを挙げるなら、費用面でしょう。保険適用外のため自費診療となります。(全額自己負担)また、ファイバーコアを土台として入れた場合、上のかぶせ物も自費の素材で作る必要があります。
メタルコアとファイバーコア、それぞれに特徴があり、どちらが最善の治療方法であるかは患者様ひとりひとりによって異なります。
「良い素材で歯を長持ちさせたい。でも費用が…」とお悩みの方もいらっしゃると思います。当院はデンタルクレジットによる分割払い(※)も可能となっておりますのでご安心ください。
皆さまのご希望をお聞きした上で最善の治療方法をご提案いたします。ぜひお気軽に当院へご相談ください!
(※デンタルクレジットには手続き、審査が必要です。)
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